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おうち改装日記 in ベルリン


by berlinbaustelle
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旧居を引き払う。

新居に引越をしたら、
次にすることは古い方の部屋の引き渡し。

引越というのは本当に次から次へとやることがある〜!
しかし、ラッキーなことに(?)
もうぼろぼろで後1年で大改装する旧東独のボロアパートなので
不動産屋もテキトーである。
「まあ、次の人が心地よく過ごせるようにしてくれれば、良いですよ。」
壁も塗らなくていいし、ねじ穴埋めと掃除だけで良いと言うのだが
契約書を読み返したら、3年以上住んだらお風呂場を改装すること、なんて書いてある箇所を発見。(ドイツのスタンダードの契約書には書いてあることが多いよう。モモクリ3年ならぬ、キッチン、バス3年、寝室、トイレが5年。)
しかも私はそれにサインをしているのだ。

いまさら、大したことはできないけれども、後から敷金を返さないと言われても面倒なので
できるかぎりキレイにして、
壁穴を埋めたところはペンキを塗り、
ボロボロのガスレンジを重曹と酢でピカピカに磨き上げた。
といっても、本体はボロなので限界があるのだけれども。
旧居を引き払う。_b0135932_1363897.jpg

いよいよ次の日、不動産屋が来た。
磨き上げた部屋を見て「なんだ、こんなに綺麗にしなくても」と言う。
ガスレンジの辺りは素通り。
トホホ。
とりあえず、敷金全額返却となったので良かった。

旧式のトイレは、水を流してほっておくと1時間くらい止まらないという
恐ろしいシロモノで、止めるのにコツがいる。
そのことを不動産屋に指摘し、
「こうやって、こうやらないと流れ続けるんですよ。
トイレタンクの新しいの、20ユーロくらいなんで
新しい人が入る時に買ったらどうでしょう」と言ってみる。
話をしていたら、次の人がやってきた。
鍵を渡して帰ろうとすると
「もしもし、次の人にあなたが開発したトイレ・トリックを見せてあげて下さい」
と言う。

あー、買う気無いのね。。。
私はもう出てしまうので、どうでもいいのですが
最近のミッテ地区の不動産屋は売り手市場なので、
はっきりいって何にもする気が無い。
「借りたくないのなら出ていってもいい。借りたい人は山ほど居るんだから」
というのがみえみえなのだ。

素晴らしい立地の良い家だったけど、
ドアも窓もすきま風びゅーびゅー。つかないガス台、止まらないトイレの水。
ついにサヨナラ!である。
旧居を引き払う。_b0135932_1371642.jpg

がらーーーーーーん。なあんにもありません。
by berlinbaustelle | 2008-08-12 01:37 | 引越について